マーケティングハック

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ピンクチラシに学ぶWEBライティングの基本

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またピンクチラシが見本です

長い間、日本の男性の欲望を煽り続けてきたピンクチラシは実はマーケティングの宝庫なんです。
前回の「ピンクチラシは最高のランディングページの教科書」がWEB広告に限定した話だったのにも関わらず、反応が良かったのでもう少し誰でも使える内容で続編を書いてみました。

そして、また見本はこれです。
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相変わらず凄いです。

それではWEBライティングの見本としてどこが凄いのか解説していきたいと思います。

コンテンツはコンパクトに

まず一つ目のピンクチラシがWEBライティング視点で見て優れているポイントは、そのコンパクトさです。
人間が持続する集中力は、せいぜい3分。1分間に読める文字の数の平均が600字程度なので、スキマ時間に読まれることの多いWEBコンテンツはどんなに長くても1800字以下が望ましいでしょう。またパラグラフ(段落)は5行程度にして、読み手に「長い」と思わせない工夫が必要です。

ピンクチラシは一目で読む分量が分かり、「この程度の量なら電話する気はないけど読んでみよう」という気にさせます。

甘いですね、読んだ時点で負けなのに。

読ませるストーリー構成

ストーリーは「一般論→各論」か「各論→一般論」というように大から小、または小から大の順番で内容を書くときれいなストーリーになります。

ピンクチラシを上からもう一度見ていってください。
「ロリータ系からお姉さんまで色々なタイプの女の子が揃ってます(女の子がたくさんいるイメージを抱かせる)」→「具体的にはこんなお姉さんです(写真でイメージを具体化)」→「そのお姉さんに会うためにはこれぐらいのお金と電話する必要があります(料金と電話番号で具体的な行動を促す)」と大から小のストーリー構成です。

思わず読んでしまう勢いのあるきれいなストーリです。

書き出しは常識を裏切る

冒頭の部分をもう一度読んでみましょう。

「女の子が自分との甘い時間をムズムズしながら待っているわけがない!」

そんな常識を裏切る見事な書き出しは人の目を惹きつけチラシを読む気にさせます。

起承転結の「転」は「起」と真逆の内容を書くことで驚きを

このピンクチラシでは下のようにそれぞれ起承転結の流れになっています。
起 → 「ロリータ系からお姉さんまで色々なタイプの女の子が揃ってます」
承 → 「具体的な女の子の画像」
転 → 「ハイレベル!衝撃価格!」
結 → 「料金、店名、電話番号」

面白い読ませる文章のコツは「起」で述べた序論を「転」で覆し、驚きやナルホド感を出すことです。
ピンクチラシでは「数多くの女の子がいるなら当然当たり外れがあるだろう」という「起」で受け取る感想を「転」で「数が多くてもハイレベル!しかも衝撃価格!」と見事に序論を覆しています。

まとめ

やっぱりピンクチラシはすごい。

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