マーケティングハック

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ピンクチラシは最高のランディングページの教科書

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さすが日本の伝統的な広告

すでに様式美となってしまった感があるピンクチラシですが、さすがに長い期間にわたって世の中の男性をコンバージョンさせてきただけあって内容はともかく電話申し込みを促す仕組みが満載です。実例をもとにどこがすごいか見てみましょう。

※コンバージョン・・・WEB広告用語で成果の達成を意味します(今回は電話申し込みの完了)
※ランディングページ・・・WEB広告をクリックした時に表示されるページのこと。このランディングページの出来が申し込み完了率に大きく影響します。

ピンクチラシからランディングページの参考になる点を学ぶ

まず今回の教科書となるピンクチラシ
※一応、店名と電話番号の一部を隠してあります。
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さすがです。順番にどこがすごいのか解説していきます。

(1)ファーストビューにインパクトのある文言がある
ファーストビュー、つまり最初に目に入るスペースは、続きを読みたいと思わせるインパクトのある文言が必要不可欠です。
WEBサイトも同じですが、人は最初の何秒かで「この情報は自分には必要か?」と判断します。

(2)商品提案よりも先に情報を伝える
この短いチラシの中でも基本は忠実に守られています。いきなり価格を提案しても誰も見向きもしないので、いかに幅広い層の女性が揃っているかという情報をまず伝えています。そして、その情報を裏付けるようにして女性の画像が続きます。

(3)画像下の文言にニュース性のあるトピックを
実は画像の下の文字はよく読まれます。「ハイレベル」と「衝撃価格」で目を惹きつけています。

(4)信頼性をアピール
きちんと価格を明記して明朗会計であること、迅速かつ24時間可能な対応、カードや領収書の発行ももちろんOKであることを明記してまともな企業であることをアピールしています。

(5)とどめの電話番号
ファーストビューで目を惹きつけ、画像や情報でその気にさせ、安心感を与えて断る理由を無くしたところでとどめの電話番号です。WEBだったら申込フォームへの導線ですね。

ただ、もう一歩惜しいところも

今回見ているピンクチラシがたまたまなのか分かりませんが、公的機関の認証など第三者のお墨付きは欲しいところです。
化粧品や健康食品だと研究機関のコメントやモンドセレクションの受賞歴などが該当します。

後はスペースに限りがあるのでこのチラシには載せられませんが、お客様の声と電話番号の直前に「今だけ1000円OFF!」といったダメ押しがあると、申込完了率が上昇します。

まとめ

ピンクチラシはすごい

【続編作りました】msnjnp.hatenablog.com