【激務?年収?】大手広告代理店の社員と仕事の実態
広告代理店のイメージ
バブル期の某伝説のようイメージは薄れたとはいえ、まだまだ派手なイメージの広告代理店。どんなイメージをお持ちでしょうか?タクシー使い放題?毎日合コン?
具体的なイメージはなくても、なんとなく華やかな世界じゃないかなー、とは思いますよね。
外の人間として複数の広告代理店と関わった経験
実はわたしは大手広告代理店でちゃんと働いたわけではありません。ある時は外部業者として、ある時は関連会社の社員として常駐をしていたわけでして、たぶん日本の広告代理店の上から5番目くらいまでの企業とはなんらかの形で一緒にお仕事をさせていただいた経験があります。
なので、これは外の人間である私がごく個人的に見聞きした大手広告代理店の一部の実態だと思ってください。
ふーん。ぐらいの感覚で読んでいただくくらいでちょうどいいかも。
会社の仕組みはものすごくまじめ
当たり前ですが支払いや残業、その他会社のルールはとても真面目で厳しいです。日本の大手広告代理店の多くが上場企業なのでよく考えたら適当なはずがないのですが、関わる前は経費とか全部どんぶり勘定だと思ってました。同じオフィスで働いていても誰が正社員か分からない
広告代理店の仕事は大きいものでは何十億から何百億という規模の金額が動いています。そのため専門領域に特化した子会社や外部の協力会社と一緒に仕事をすることが多く、当然よく一緒になる人に関しては「いちいち呼び出すの非効率だから常駐してよ」となったりします。また、媒体側の会社はいっぱい発注して欲しいので「専門家を常駐させるので不明点はなんでも聞いてください(そしてたくさん広告を出してください)」と人を置いていくわけです。
そのほか、打ち合わせで訪れている人などもいるのでオフィスは社外の人だらけです。そのため、とある代理店では行き先と戻り時間しか行動予定表には書かないなんてこともありました。
必ず誰かいる
休みでも、深夜でも、早朝でも、必ず社内には誰かいます。これはイメージ通りでした。イメージ通り金遣いの荒い人もたしかにいた
広告代理店といえば高給取りで有名ですが、私も飲み屋街で札束バラまいているイメージを過去には持っていました。ただ、関わってしばらくはそんなことなかったので「単なる噂か」と思っていたところ、某代理店の方が泥酔したままキャバクラで大はしゃぎして数十万が一瞬でなくなるのを横で見ていた時はびっくりしました。(某代理店の方、その節はありがとうございます)
まあ諭吉さんが銀行口座に年間1000人以上入ってくる人たちなんで、仲良くなって趣味のことなんか話すようになると「なんでそんなところにお金を!」と思うようなところに使っている人が多かったです。
業務の範囲は広く、時にはダーティなことも
広告代理店て、広告の仕事とって、広告作って、広告出すだけが仕事じゃないんですね。何億もかけて広告を出すからには根拠が必要なので、ちゃんと調査やターゲットの選定など企業のマーケティングに踏み込んだ提案が行われていました。
ただ、中にはイメージを操作するための色々コン○プライアンスすれすれの仕事もあって、汚れ仕事ができない人には向いてないなと思いました。
仕事のことで詰める時は鬼
もう、これは会った広告代理店の社員のほぼ全員に共通する特徴で同僚だろうと外部の人間だろうと仕事にトラブルがあると鬼の形相で詰めてきます。例えその人が悪くなくても窓口がその人しかないなら遠慮なしに詰めます。
私がもし広告代理店に向いている人はどんな人ですが?と聞かれるようなことがあれば間違いなく「仕事の時は割り切って鬼のように詰めることができる人」と答えます。
まとめ
先日、就職活動している人に広告代理店で働く人ってどんな人?と聞かれたので思いついたまま答えた内容をほぼそのまま書いています。読み返すとあまり就職活動の参考になるようなことは言ってないなと思いますが、誰かの参考になれば嬉しいです。
最後に、「汚れ仕事ができないとダメ」とか「鬼みたいに詰められないとダメ」なんて書きましたが、広告代理店は日本で一番多様なマーケティングに関わることができる場所だと思います。
ひとつのジャンルで突き詰めなたいならメーカーもいいですが、色々したいなら広告代理店が一番おすすめです。