こんな話を耳にしました
退職届には「自己都合」、でも本来「会社都合」と離職理由になった場合もらえるはずの失業保険分を「補填」した。
知人の人事担当者から、こんな話を聞いたので会社との退職交渉で困っている人の参考になればと思い記事にしました。
会社都合と自己都合のメリット・デメリット
そもそも退職理由が会社都合の場合と自己都合の場合、私たち労働者と会社側ではそれぞれどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
かなり雑にですが表にしてみました。
まず、会社を辞める私たちの場合
メリット | デメリット | |
---|---|---|
会社都合 | 失業保険の期間金額が増える 年金や保険を免除してもらえる |
解雇など過失を疑われる |
自己都合 | なし | 失業保険の期間金額が減る 年金や保険を免除してもらえない |
一方で会社側の場合
メリット | デメリット | |
---|---|---|
会社都合 | なし | 助成金がもらえない 会社側の非を認めることになる |
自己都合 | 助成金がもらえる | なし |
もうお分かりの通りですが、労働者も会社も金銭がメリットデメリットの大半を占めます。
また、労働者側でここまでやる人はあまりいないと思いますが、「訴訟」などを想定して会社としては非を認めた証拠になってしまう「会社都合」を出すのは抵抗があるようです。
「補填」してもらう方法
やることは簡単です。
「会社都合を自己都合と変更する代わりに、本来もらえるはずだった分の失業保険分を退職所得として補填してくれ」と交渉するだけです。
一応、上場企業に関係する企業が取った方法なので違法ではないようです。(助成金の不正受給などには觝触するかもしれませんが)
しかも、退職所得は80万円以下であれば非課税だそうです。(人によっては違うかもしれません)
まとめ
あまりネットで見かけたことのない事例ですが、知人の人事担当者曰く「よくあることだそうです」。
会社に「会社都合」と認めさせるために長時間交渉している方やそんな交渉が面倒な方は、今回のような交渉をしてもいいかもしれませんね。
私自身も転職を何度か経験していますが退職理由で揉めそうになったことは何度かありました。ただ時間がもったいなかったので、いつも「自己都合」にしていましたが、次回そんな気があったら思い出してみたいと思います。