最近の中国食品市場の動向
巨大な中国市場
中国市場は2012年を境に経済成長の鈍化がはじまりましたが、それにともない食品市場でも量を追うのではなく健康や安心などの質を追う動きに転換しています。
中国市場に関して情報収集する機会がありましたので2015年時点でのざっくりとした傾向を書いていきたいと思います。
中国食品市場の動向
調味料
料理時間が短縮できるものや料理のバリエーションを増やすことのできる加工所品は拡大傾向にあり、毎年二桁以上も市場が成長しています。
アルコール関連
2013年以降は公務員の公費での飲食禁止が行われていることから高価格帯商品の売上や単価が落ち込む傾向にありますが、中低価格帯に関しては引き続き人気があります。
飲料関連
健康を意識した商品は人気ですが、その他の商品は価格などの競争が激しくなっています。そのため競争を避けるように大都市圏のメーカーが地方に進出する例が見られます。
またコーヒーチェーンが増加傾向にあるためコーヒー関連の飲料が増える傾向にあります
デザート類
収入が増えるにつれて嗜好品の購入機会が増えていることから市場は拡大しています。また特に洋食系やデザート専門店などの外食市場の拡大の影響も大きいと思われます。
冷凍食品
かつては冷温帯の輸送網構築がネックで大都市圏にしか広まっていませんでしたが、冷蔵庫の普及や販売店での冷凍ショーケースの普及が広がっているので需要は拡大しています。特に沿岸部は忙しい単身者が多いので人気があります。
その他
菓子や畜産加工品などその他のカテゴリーも人気があり、基本的には需要は増加しています。
まとめ
健康志向の高まりなどは何年も前から言われていましたが変わらず続いているんだなあというのが初めに思った感想です。
その他にはコーヒーチェーンの拡大という外部からの影響があると派生商品も拡大するというのが面白く感じています。次のヒット商品は流行りの外食店から生まれるかもしれませんね。
また情報収集をする機会があればまとめたいと思います