UIとUX、そしてUAの違い
WEB関連の打ち合わせで出てくるフレーズとしてUI(ゆーあい)、UX(ゆーえっくす)、UA(ゆーえー)などが出てくる事がありますが、音は似ていても下記の様にそれぞれ違う意味を持っています。
User Interface(ユーザーインターフェイス、ユーアイ、UI)
UIは難しい説明を抜きにすると、iOSやWindows、アプリなどを使用する際にディスプレイに表示されている画面のことです。
例えばiPhoneであれば電源を入れると画面上にアイコンが並んでいますが、これが元のプログラミング言語のまま表示されていたらだれも使いこなせないと思います。
それでは困るのでデジタル端末を誰もが直感的に使いこなせる様にUIを工夫して、iPhoneであれば見ただけでなんのアプリかすぐ分かるようにしてあります。
・使用例
A「このアプリはどこをタップしたら次の画面に移動できるか分かりにくいね」
B「わかりました。『次へ』のボタンに立体感が出るようにUIを変更します」
User Experience(ユーザーエクスペリエンス、ユーエックス、UX)
UXはサービスを利用した際に得られる経験や満足のことです。
UIとの関係はUXの中にUIが内包されているイメージです。UIは表示部分のみが対象ですが、UXは例えばiPhoneでダブルタップするとズームになるなどの操作性も含みます。
・使用例
A「この写真アプリだけど肌補正とかの加工を選択するまでにボタンを二回もタップしないといけないとイライラするね」
B「わかりました。画像をタップするだけで人気の加工機能が選択されるようにUXを変更します」
User Agent(ユーザーエージェント、ユーエー、UA)
UAはWEBに接続するために使用するパソコン、スマホ、プラウザのことを指します。
最後に
これで打ち合わせ中に「このUAで表示した時のUIが崩れるからUXが低いんだよ」なんて呪文みたいなことを言われても大丈夫ですね。
※一応翻訳すると「このプラウザで見た時の表示画面が崩れているから満足度が低いんだよ」です