マーケティングハック

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ユーザーが購入に至るまでのプロセスを理解する方法 - AIDMA(アイドマ)とAISAS(アイサス)

消費行動の法則

消費行動を表す法則には古くから使われているAIDMA(アイドマ)とインターネットが登場してから提唱され始めたAISAS(アイサス)があります。それぞれの違いは以下の通りです。

AIDMA(アイドマ)とは

Attention(注目) 例:このCMよく見るなあ。
Interest(関心) 例:面白そうだな。よく見るけど流行ってるのかな?
Desire(欲求) 例:欲しいなあ。今度店頭にあったら見てみよう。
Memory(記憶) 例:次の給料日が来たら買おう。
Action(行動) 例:よし、給料日が来たから買おう!
の5つの頭文字からとっており、購入に至るまでのプロセスとなっています。
広告戦略やマーケティングを考える上ではAttentionの段階で認知を獲得した後、感情に影響するInterestからMemoryまで順々にユーザーのモチベーションを高めActionにつなげることが重要です。

AISAS(アイサス)とは

Attention(注目) 例:このCMよく見るなあ。
Interest(関心) 例:面白そうだな。よく見るけど流行ってるのかな?
Search(検索) 例:ネットで検索してみよう。口コミはどうかな?
Action(行動) 例:良さそうだから買ってみよう!
Share(共有) 例:使ってみてここは良かったけど、ここはイマイチだな。商品レビューで知らせてあげよう。
の5つの頭文字かとっており、検索行動を前提とした購入までのプロセスとなっています。
ここで注目すべきは購入(Action)の直前に検索が来ていることです。
一般的に購入に至るまでのプロセスにおいて、より近いプロセス同士の方が影響し合うと言われているため、AISAS理論に基づくと認知の獲得よりも検索段階でアプローチした方が購入に繋がりやすいと言われています。

AISAS(アイサス)とリスティング広告

リスティング広告がなぜ有効なのか、という説明でよくAISAS(アイサス)が用いられますが、これも購買の一つ前のプロセスだからということになります。
ただし、最近では購買の一つ後のプロセスであるShare(共有)の影響力が強くなっており、元々影響力の強い口コミだけでなくSNSなどからもAction(行動)に繋がってくる様になっています。