マーケティングハック

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コンビニの市場規模・業界地図・企業分析

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寡占化が進むコンビニ市場の動向

国内のコンビニ市場は2014年で約9兆7千億円となり、前年と比較すると3.6%増加しています。しかし、その内訳を見るとセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの3社への集約が進んでいる状況でその他の企業の多くは苦戦を強いられています。
市場のシェアに関しても、セブンイレブンが約4兆円、ファミリーマートが約2兆円、ローソンが約1兆96百億円と3社で大半を有しており、収益性に関しても大手3社だけが営業利益率が二桁に乗っている状況で差は開くばかりです
※ただし大手の中でもセブンイレブンが30%なのに対し、ローソンとファミリーマートは15%以下なので、ここでも格差があります。

大手3社は積極出店を続けるも店舗単位では苦戦傾向が続く
市場規模が拡大しているため一見好調そうではあるが、日経が実施している調査によると売上高、来店客数ともに減少しており、苦戦が続いているようです。

大手の総合力に対し、中堅以下は特色を出せなければ退場も
競争激化に伴い各社差別化をしなければ生き残れない状況になってきています。
大手は、その企業規模の大きさを生かして大手メーカーなどと共同で商品開発を行ったり、通販や宅配の配送拠点としての機能を強化するなどインフラ化を進めることで中堅以下のチェーンとの差別化を進めています。。
一方で、中堅以下は例えば地域密着型のセイコーマート(北海道)や来店客数と日販の大きさを生かせる鉄道系など強みがある企業は成長していますが、特色や大手との差別化ができていない企業は縮小している状況です。

コンビニの市場規模の出し方

日本フランチャイズチェーン協会が市場規模を算出しているほか、日経新聞が毎年コンビニ調査を実施しています。そのほか大手各社全てが上場企業のため有価証券報告書でも市場の規模や動向を把握することができます。

上位企業

最大手はセブン-イレブン・ジャパン、ローソン、ファミリーマート
準大手にサークルKサンクス(2015年7月時点ではファミリーマートととの統合の可能性あり)、ミニストップ
中堅以下はデイリーヤマザキ、スリーエフ、セイコーマート、ポプラ、ココストア、JR東日本リテールネット(NEWDAYS)
などがあります。

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