マーケティングハック

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ビズリーチなどのスカウト型転職サイトの求人に応募して体験した3つの残念な実態

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色々あった残念な体験

スカウト型の転職サイトは思ってもなかった企業からオファーがきて意識が広がるといったメリットがあるのでとても重宝しますが、一方で特定のキーワード(営業とかマーケティングなど)にひっかかる職務経験のある転職希望者に定型文を送りつけるだけの企業も多く残念な気持ちになることも数多くあります。
なので、これから利用するかもしれない人に「こんなことあっても期待しすぎないほうがいいよ」とハードルを下げてもらうためと、もし人事の人が見ていたら改善してもらいたいなと思ってまとめてみました。

1.連絡に役職者の肩書きを使うのはやめたほうがいいと思う

「○○株式会社代表取締役のほにゃららです。貴殿の職務経歴を拝見してぜひとも弊社に参画していただきたいと思い、まずはお話だけでもいいのでお会いしていただけないでしょうか?」
転職サイトに登録してすぐに上場企業や注目のベンチャーからこんなメールが来たら舞い上がってしまいますよね。でも実際面談に行ってみると、「なんで連絡してきた人じゃなくて人事が出てきてるんだ?」、「職務経歴見て連絡してきたはずなのに初見みたいな反応するんだ?」みたいなケースがよくあります。
よく考えれば多忙な役員が逐一転職サイトの登録者の情報を見ることなんかありえないのですが、「やった!スカウトされたよ」と思っていたのに帰る頃には「スカウトされて一瞬好感度上がったけど、やっぱり単なる転職希望者としか見られないのね」と思い知らされてしまうと、このやり方は逆効果なんじゃないの?とも思ってしまいます。というか、そもそも嘘はよくない。

2.面談の意味を履き違えている企業があまりに多い

「ざっくばらんにまずは面談などいかがでしょうか?」
これはスカウト型転職サイトに登録すると必ずと言っていいほど送られてくるメールの文面です。いわゆる転職エージェントに対しては文面の通り受け取って構いませんが、企業から直接来た場合は注意が必要です。
実際、面談の場とやらに行ってみると職務経歴書を片手に面接が始まることもありますし、ひどいところになると上記の面談のお誘いに了承の返信すると「書類選考の結果、合格されましたので次のステップとして面接の日程を決めさせてください」と今までのメールの相手とは違う人事担当者からメールが返ってくることもあります。
辞書で面談と面接を引くと両方とも「直接会う」という点は共通しています。しかし、「試問する」は面接だけにしか当てはまりません。つまり面談のお誘いなら採用のための試験という意味合いはないはずですが、「採用=転職希望者の応募を待って面接する」ということが常識となってしまっている企業は面談と面接の区別がつけられないようです。

3.誘ってきたのはそっちなんだからちゃんと説明してよ!

スカウトなのでこれまで知らなかった会社からもオファーが来ることがあります。当然、「お互いのことを知りましょう」という目的で面談がセッティングされるはずなのですが、、、誘ってきた企業側がなにも準備していないことがザラにあります。
まずは企業側から「いい会社だから興味を持ってほしい」というスタンスで話してもらえると、こちらの好感度も上がりますし内容を踏まえた上でこちらも興味を持ってもらえるように職務経験の説明ができます。
こういった転職希望者の心理を理解している会社は、内容がまとまった資料で事業の内容と今後の見通し、スカウトしたいと思っているポジションの業務内容、社内の雰囲気を一通り説明してもらった後に「こういった事業、ポジションなのですが、あなたは業務でどんな貢献ができますか?」ときちんと対話形式で話をしてくれます。

まとめ

スカウトは攻めの採用らしいですが、あまりに中途半端な攻めが多すぎて「こんな雑な対応しかできないんだったらやらないほうがマシでは?」と思う会社が多くあります。
たぶん通常の応募からの面接やヘッドハンター案件とごっちゃになってしまっているんだと思いますが、好感度が下がるだけですし、歓迎要件に「コミュニケーション能力」とあると苦笑してしまいます。
以上、あくまで個人的なものですがビズリーチなどのスカウト型転職サイトの求人に応募して体験した3つの残念な実態でした。