マーケティングハック

マーケティングやビジネスに関する色々について、WEB関連や業界地図、業界分析を増やしていきたいです。

WEBマーケティングの求人について業種別に注意点をまとめてみました

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業種や営業形態でことなるWEBマーケティングの求人ニーズ

今後ますます需要が増えて行くWEBマーケティングの求人は企業側のニーズに大きなばらつきがあるため求職者とのミスマッチがとても多いポジションです。
そこで不幸なミスマッチが少しでも減ることを願って、業種や営業形態別に求めるニーズや求人に応募する際の注意点をまとめたいと思います。
ちなみに基本的には事業会社への転職を前提とした話になります。

ITやWEB、ネット通販専業

スタートアップで人数が極端に少ないのであればWEBマーケティング専任がいない可能性もありますが、基本的にはすでに専任担当者がいたり経営陣にそれなりのリテラシーが期待できます。
意外かもしれませんが、よほどの大企業かSEMやSEOを内製化している企業でもない限り担当者が一人というケースもあります。
このような業種の場合はKPIがはっきりしていたり、もとめるスキルが個別にあったりするので自分がそのニーズに応えられるかをよく考えましょう。
面接の時には、より具体的な話をして「SEOでアクセス数を年間○%上昇させる」ぐらい明確なイメージが沸くまで話を詰めないと転職後にお互いのズレが生じて「仕事のできないやつ」と烙印を押されてしまうかもしれません

店舗などWEB以外の販売チャネルもあるがWEBの成果はWEBで完結する業種

ちょっと分かりにくいかもしれませんが例えば食品メーカーの通販担当などが該当します。
販売チャネルとしては店舗などWEB以外のルートもありますが、あくまでもWEBマーケティング担当やWEBで集客を行い、WEBの成果地点(購入、申込み)だけで評価される場合です。
この場合は、WEBサイトの規模にもよりますがWEBマーケティング担当は自分一人か少人数だと思った方がいいでしょう。
そして求められることはとにかく成果の拡大です。上司にある程度のリテラシーは期待できますが、なによりも数字が重視されるので面接の時は「こうやると売上を増やすことができる」というスタンスで臨むのが良いと思います

WEBで集客して店舗に送客する場合

美容サロンや飲食店などの店舗型ビジネスが該当します。
この場合、売上などの数字はあくまでも店舗に着くためWEBマーケティング担当は裏方としての役割が強くなり、よほどの大企業でもない限りはWEBマーケティング専任は一人だけだと思った方がいいでしょう。
集客数として数字も重要ですが、しばしば現場との調整業務の比重が大きくなりがちになります。面接の時にはWEBマーケティングのポジションが組織のどの位置にあって、誰の影響を受けるかぜひ確認しておいた方がいいでしょう。
また、多くの場合、上司のリテラシーは低いので求められることも漠然としていることが多いです。説明能力やコミュニケーション能力に自信がないのであればこのパターンは避けた方がいいかもしれません。

まとめ


あくまで私の経験則ですが、チームや上司のリテラシーが高いとチャレンジや途中の過程も評価してもらえるメリットがある反面、数字のコミットが明確で自由度は下がります。
一方で、チームや上司のリテラシーが低い場合は自由度が高く、なにをしても途中経過の時点では怒られないというメリットがある反面、評価は上司が分かる範囲での数字でしか見てもらえません。
どちらがいいかは人それぞれですが、WEBマーケティングの求人を応募しようとしている人の役に少しでも立てれば嬉しいです。