マーケティングハック

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玩具・おもちゃ市場の業界地図・市場規模・企業分析

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おもちゃ市場の規模と動向

日本玩具協会によると、おもちゃの市場規模は2014年度で約7367億円(対前年比109%)と推計されています。
年によってバラツキがありますが、おおむね7000億円前後の市場規模で推移しているようで、増減要因は主に「ヒット作の有無」です。
例えば2014年は妖怪ウォッチがヒットした影響が大きく、上位企業の動向を見てもヒット作の有無が大きく影響しているようです。
また、妖怪ウォッチ関連を除くと、「知育・教育」は底堅い需要があり、堅調に拡大しています。

周辺市場ではテレビゲーム関連がスマホに需要を奪われていますが、おもちゃ関連は今の所大きな影響は受けていません。
ただし、今後はいわゆるデジタルネイティヴ世代が親になるにつれて子供にスマホを持たせることが多くなることが予想され、可処分時間の奪いあいが発生するかもしれません

上位企業

国内の2大メーカーはバンダイナムコホールディングスとタカラトミーです。
中堅メーカーとしてはウィズ、ピープル、タミヤ、エポック社
卸ではハピネット、マックスゲームス
小売りは日本トイザらス
海外系ではハズブロ、マテル、レゴグループ
などがあります。

まとめと今後の予測

テレビゲームを除く国内玩具市場はここ数年一定の規模を保っていますが、子供の人口は年々減少しています。
そのため今後は需要の縮小が予想されるため各社の成長にはアジア市場やインバウンド観光客の取り込みが必要となります。

参考

日本玩具協会統計