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ペットフード・ペット用品の業界地図・市場規模・企業分析

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ペットフード・ペット用品市場の市場動向と市場規模

ペットの数は犬猫のみで約2千万頭と推計されており、15歳未満の子供の数よりも多い計算です
ただし、その数は減少傾向にあり、独居老人などの増加により家族としてペットを飼う家庭が増えることを期待していた業界の思惑とは逆に進んでいます。

一方で、ペットフード・ペット用品関連の市場規模はじわじわと上昇しており、一頭あたりにかける金額が上昇していることが予想されます。
その要因としては「ペットの家族化」がより進行している点が挙げられ、栄養価の豊富なプレミアムペットフードや高齢化したペットのケアに関する市場が拡大していることからもわかります。
ペットフード・ペット用品関連の市場規模ですが各種調査会社が推計していまして、矢野経済によると2014年は対前年比100.9%の約1兆4千億円で着地したとのことです。

ペットフード・ペット用品の業界の上位企業

世界的なペットフード関連企業としてはマースジャパン、ネスレ日本、日本ヒルズ・コルゲートが挙げられ日本市場でも上位に入っています。
国内系ではユニ・チャーム、日清ペットフード、アイシアなどがペットフードを主に扱う大手です。
飼料中心の企業ではペットライン、日本ペットフード
卸ではジャペル、エコートレーディング
ペット保険ではアニコム・ホールディングス、アイペット損害保険
トイレタリー系ではアイリスオーヤマ、ハーツ、ドギーマンハヤシ、花王、ライオン商事
ペットショップ関連ではイオンペット、コジマ、ペットフォレスト
などがいます。

まとめと将来予測

ペットの数自体が減っていくことはこれまでの傾向からも間違いないと思われますが、ペット自体にかける費用は増加すると思われます。
直近でも出生率が低下し続けている上に、高齢化が進んでいるので子供のいない家庭が増え、その一方で「ペットの家族化」が進行しているのではと考えています。
今後は周辺市場である動物診療所、ペット保険、ペットホテルや留守中の見守り用が可能なIT機器やサービスなどが拡大してくるでしょう。

参考

ペットフード協会 犬猫飼育頭数関連統計
ペットフード協会 ペットフード関連統計
矢野経済 ペットビジネスに関する調査結果
富士経済 ペット関連市場調査
総務省 子供の数について