マーケティングハック

マーケティングやビジネスに関する色々について、WEB関連や業界地図、業界分析を増やしていきたいです。

化粧品の業界地図・市場規模・企業分析

f:id:msnjnp:20150717164129j:plain

化粧品業界の状況【市場規模と業界分析】

日本国内の化粧品市場の規模は2013年で1兆4270億円(出荷ベース、経済産業省)で、90年代中頃から直近まで増減はありますが1兆4千億〜1兆5千億円の間で市場規模は上下しています。
化粧品は分類するとスキンケア、メイクアップ、ヘアケア、フレグランス、男性用化粧品などに大きく分けられ、スキンケア、メイクアップ、ヘアケアの3カテゴリーが大半を占めています。
市場の特徴や最近の注目ポイントとしては以下の3点が挙げられます。
・少子高齢化で大きな成長は望めないがシニア層向けなど特定需要の拡大には期待
・規模は小さいながらも男性化粧品市場は好調
・アジア圏を中心にした海外観光客の「爆買い」

参考サイト
化粧品統計|日本化粧品工業連合会

上位企業の顔ぶれ

上位企業は複数のブランドを抱えているケースが多くなっているので企業名(ブランド名)という記載をしていきます。
国内大手は花王(ソフィーナ、エスト、キュレル、コフレドール、ケイト、ルナソル ※カネボウ含む)、資生堂(マキアージュ、ツバキ、ウーノ、クレ・ド・ポーボーテ、ベアエッセンシャル)、コーセー(雪肌精、コスメデコルテ、ファシオ、タルト、アルビオン)
訪問販売系はポーラ・オルビスホールディングス、ノエビアホールディングス、アイビー化粧品、日本メナード、エイボン・プロダクツ
海外勢としてはロレアル(ロレアル パリ、メイベリン ニューヨーク、ランコム※世界1位)、プロクター&ギャンブル(sk-Ⅱ、マックスファクター)、エスティーローダー・カンパニーズ(エスティーローダー、クリニーク、MAC)
通販系では、ディーエイチシー、ファンケル、オルビス、ドクターシーラボ、ハーバー研究所
異業種からの参入組ではロート製薬、富士フィルムホールディングス、大塚ホールディングス
OEM専業に日本コルマー、日本色材工業研究所
などが存在しています。

将来予測とまとめ

経済誌などによると日本国内市場は花王、資生堂、コーセーの3強で約30%のシェアが占められているようです。
通販系など無店舗販売が勢力を増やすなど勢力図の変化は見られるかもしれませんが、化粧品は日常的に使用されるものなので外国人観光客の影響がよほど大きくならない限りは市場規模に大きな変化はしばらく見られないと思われます。
また男性用やシニア用、臭い対策などの機能性製品は有望なのでこれらの商品を主力とする企業は今後の成長が期待できます。

msnjnp.hatenablog.com
msnjnp.hatenablog.com