マーケティングハック

マーケティングやビジネスに関する色々について、WEB関連や業界地図、業界分析を増やしていきたいです。

Googleアドセンスの収益とクリック単価が決まる仕組み

f:id:msnjnp:20150715154303j:plain

Googleアドセンスとは

GoogleアドセンスとはWEBサイトやブログに設置することのできる広告枠のことです。
設置するのに審査が必要ですが、ある程度しっかりとしたサイトであれば個人でも設置可能なうえに知識がなくても設置が容易なことから幅広いサイトで利用されています。インターネット広告の代表格の一つで、このサイトでもタイトル下やPCならサイドバーに表示されているものがそうです。

Googleアドセンスに表示される広告の仕組み

Googleアドセンスはサイトのコンテンツ内容かユーザーのネットでの行動履歴によって表示する広告が変わります。
複数の広告が出稿される中で、一つの広告枠に表示される広告が決まる仕組みはオークション制になっています。
また、その広告枠のオークションに参加するかどうか広告主が決める基準は「サイトのコンテンツ」か「ユーザーのネット上での行動」となっています。
つまり、極端な例を出すと「自社サイトの申し込みページを閲覧してから30日以内の人」や「マーケティングに関係したサイトを閲覧する30代男性」にだけ広告を表示することが広告主は可能です。

Googleアドセンスのクリック単価が決まる仕組み

クリック単価といいながらも実はインプレッション単価、つまり1表示あたりの単価でオークションは成立します。
その理由は、オークションに参加する広告主の中にはクリック単価で入札している場合もあれば、インプレッション単価で入札している場合もあるからです(クリックされていないのに収益が増加している場合はインプレッション単価方式の広告が表示されています)。
クリック単価とインプレッション単価が混じっていると取引が成立しなさそうですがクリック単価は下記の式でインプレッション単価に変換されオークションにかけられます。
クリック単価×クリック率=インプレッション単価
(注1)分かりやすくするためにクリック率と書きましたが、本当はサイトのコンテンツや表示位置etc、膨大な変数で掛け率が決まります。ただしクリック率が決定要因の一つであることは間違いありません。
(注2)クリック率は、一回の広告表示に対してクリックされる確率。計算式はクリック数÷表示回数で算出します。

ここまで読んでクリック率が高ければオークションに有利に参加できると気づいた方はいらっしゃるでしょうか?
実はここがGoogleの凄いところで、クリック率が高い→よくクリックされる→ユーザーが求めている広告と考えると
広告主は、クリック率が高い広告=ユーザーが求める品質の高い広告を作ると広告費が安くなり、ユーザーはクリックする広告=必要な広告の登場回数が増えれば喜ぶという寸法です。
そしてGoogleは廉価な集客に喜ぶ広告主と品質の高い広告によるユーザーの満足度の向上が得られ、そしてクリック単価が減少すると損をしてそうですがクリック率が高くなると広告1表示あたりの収益は実は最大化しているという仕組みなのです。

まとめ

最後は少し脱線してしまいましたが、サイト運営者にとっても「品質の高い広告」を供給してくれるアドセンスの仕組みはとてもありがたいことです。
広告枠なので忘れがちですが「広告」もサイトのコンテンツの一つなので「品質の低い広告」ばかり表示されていてはユーザーに嫌われてしまいます。つまりGoogleアドセンスはサイト運営者にとってもメリットのある仕組みなのです。

msnjnp.hatenablog.com
msnjnp.hatenablog.com