ゲーム業界の市場規模や状況は?【市場規模と業界分析】
ゲーム業界はプレイステーションなどのハード機器やハード機器で遊ぶためのソフト、そして最近では業界を牽引するようにまで成長したスマホで遊ぶモバイルゲームなどが関連しています。市場規模は、野村総合研究所の「2018年度までのIT主要市場の規模とトレンドを展望」によると約1兆1千億円になります。
将来予測としては2018年には約1兆2千億円の規模に成長しているようですが、モバイルゲームが拡大する一方でハード機器が縮小するようです。
実際、ハード機器の王者である任天堂は6期連続で売上が縮小しており、スマートフォンの普及率が拡大するのと反比例するように2010年ごろから急激に縮小しています。
一方で、モバイルゲーム市場の拡大に伴いディー・エヌ・エーなどのプラットフォームを自前で開発してきた新興企業が台頭してきたかと思うと、次はアップルとGoogleのプラットフォームに乗っかったガンホーが売上を急激に拡大するなど目まぐるしく業界の主役が入れ替わっています。
どんな企業がいるのか?【シェア上位企業調査】
ハード機器を製造している企業としては任天堂やマイクロソフト、ソフトも手がけるソニーなどがいます。ゲーム事業の売上高を見ると、まだまだハード機器を手がける企業がゲーム業界全体でもトップ3ですが劣勢です。
ソフト業界では、スクウェア・エニックス・HD、カプコン、セガサミーホールディングス、バンダイナムコホールディングス、エレクトロニック・アーツ、コナミなどが大手になります。
今、注目のモバイルゲーム関連ではプラットフォーマーとしてアップル、Google、グリー、ディー・エヌ・エーが存在し、
そのプラットフォーム内でゲームを開発している企業としてガンホー・オンライン・エンターテイメント、コロプラ、スーパーセル、LINE、GMOゲームセンター、キング、KLab、グループス、ドリコム、グラニ、クルーズ、ミクシィ、サイバーエージェント、enish、エイチームなどが存在しています。
今後の展望は?【将来予測】
専用ハード機器でゲームをしたいユーザーは一定数いるので、ハード機器市場が完全になくなることはないですが、引き続きライトユーザーはもちろんスマホの機能向上に伴いミドルユーザーに至るまでモバイルにニーズを奪われるものと思われます。市場規模としては、スマホでライトユーザーの裾野が広がり微増推移となると予想されます。