マーケティングハック

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グーグルハネムーンの仕組みと活用方法について

グーグルハネムーンとは

グーグルハネムーンとは新規サイトや新規コンテンツをGoogleにインデックスされた直後は検索順位が高くなる現象を指します。
ただし、グーグルハネムーンはGoogleが正式に認めた現象ではないようです。しかし、過去にグーグルの関係者が検索順位の決定因子の一つであるとコメントしたという話もあり、影響は多少なりとも確実に存在するようです。
また実際に、特定のキーワードに特化した記事を投稿した直後は検索順位が高いが一定期間がすぎると他の記事(特に古い記事)に取って代わられるという現象は実体験としてよく見受けられます。
※古いページの方がページランクが高いなどの影響が大きいと想定されます。

グーグルハネムーンの仕組み

グーグルハネムーンは、おそらく新規コンテンツにはクリック率(検索結果でクリックされた数÷検索結果の表示回数)の実績がないため、想定クリック率が順位に大きく影響することで発生している現象だと思われます。
想定クリック率は、テキスト量、キーワード含有率、見出しにキーワードが含まれているか、など実際にクリック率が高いコンテンツを参考に決められていると考えられます。

Googleアドワーズの知識がある方ならご存知かもしれませんが、Googleの広告ではクリック率が広告単価に影響します。なぜクリック率が大きく影響するかというと「よくクリックされている広告はユーザーに支持されており、逆にクリックされない広告はユーザーにとって必要性が薄い」とGoogleは考えており、ユーザーに支持されている広告を増やすことはGoogleの検索エンジンとしての品質を上げることにつながるため単価を安く設定しています。(実は広告単価が低くてもクリック率が高ければGoogleは儲かるのですが)そしてGoogleアドワーズでは新しい広告を出稿した際に広告とキーワード、ランディングページの親和性などから想定クリック率を仮に当てはめられます。
少し脱線しましたが、Googleが「クリック率を重視すること」と「新しいものに関しては過去の実績をもとに仮の数値で評価すること」を理解していただけたかと思います。

グーグルハネムーンの有効活用

この新規コンテンツの投入直後は検索順位が上がりやすいという現象を利用しない手はありません。
具体的にはグーグルアナリティクスなどで曜日別や月の上中下旬など時期別のセッション数を確認し、ピークの直前にコンテンツを集中して投下するようにしましょう。
ビジネス系なら平日、金融や不動産など検討期間の長いものは土日など必ず特徴があるはずです。そしてピークに投下したほうがクリック率の実績も高まるので、グーグルハネムーン終了後も高い検索順位を維持することが可能です。