とにかく効果測定の設定・確認だけは先にする
SEOにしろサイト改善にしろ、どれだけ良くなったかは過去と比較しない限り分からないので実行しようと思い立ったその瞬間は「どうやって改善しよう」ではなく「現在のウェブサイトの状況把握」から始めましょう。
そこで現状把握に必要な項目やツールを7つ紹介したいと思います。
1.アクセス解析
無料のものではGoogleアナリティクスが有名です。
これだけでも十分なのでまずはサイトに設置しましょう。
SEOでは検索順位を追いがちですが、目標のKPIは順位ではなく「どれだけユーザーが増えたか」だと思いますのでこちらで確認しましょう。
また施策を施したページへの流入数も確認出来るので施策の成否も判定出来ます。
2.ウェブマスターツール
ウェブマスターツールとはGoogleが提供するサイト管理者用のツールです。
ペナルティなどのアラートが確認出来るほか、自然検索でヒットしているキーワード数やインデックス数が確認出来ます。
3.検索順位の計測
施策によって検索順位が上がった(下がった)かを確認するためにもターゲットとなるキーワードで検索して、順位とヒットしているページのURL
を確認しておきましょう。
その時に狙ったキーワードとヒットしたページがマッチしていなければサイト構成に問題があります。
4.ページランクの取得
Googleツールバーのインストールか下記のChrome拡張機能で確認する事ができます。
ページランクはグレーと0〜10という12段階の評価で分かれています。
更新は数ヶ月に一回しか更新されないので頻繁に見る必要はないですが、グレーの場合はリンクの渡し方などに問題があるので注意が必要です。
その他はトップページのランクと下層まで評価されているかは確認すべきです。
5.キャッシュ情報
キャッシュの取得日時から前回クローラーが訪問した日時が分かります。
更新後もクロールされていないようであれば下記の方法でGoogleに知らせましょう
グーグルに新しいページを作成した事を知らせる方法【Fetch as Googleでインデックス登録】 - マーケティングハック
6.PageSpeed Insights
ウェブサイトの表示速度が分かるサービスとしてGoogleが提供するPageSpeed Insightsというツールがあります。
100点満点のうちの評価が分かる他に改善点まで指摘してくれます。
60点を切ると改善の必要があります。
7.モバイルフレンドリーテスト
こちらはスマートフォンでの表示がユーザーにとって使いやすいか判定してくれるサービスです。
フォントのサイズやタップ出来るエリアは適切な広さか、などを判定してくれます。