市場動向、市場規模
旅行業界は、航空券やホテル等を仕入れて個人や法人を対象にツアー旅行や団体旅行の受注を手がけている旅行業者、旅行代理店で構成されています。
市場規模は観光庁が発表している主要旅行業者旅行取扱状況で把握する事が可能で、近年の傾向は以下の通りです。
2010 | 5兆9,303億円 |
---|---|
2011 | 6兆490億円 |
2012 | 6兆3,457億円 |
2013 | 6兆4,855億円 |
上記の通り直近は市場は拡大基調で推移しており、2012年は震災の反動もあり大きく新調しました。
しかし、2014年〜2015年にかけて為替が円安に急速に傾いた事から海外旅行の取扱高は鈍化する傾向にあります。
一方で、円安は訪日客の増加を促しており今後は外国人旅行者の獲得が重要になってきます。
参考資料
旅行業者取扱額 | 統計情報 | 統計情報・白書 | 観光庁
その他会社四季報など
上位企業の状況
首位は2012年度で25%超のシェアを保有するJTBとなっており、
2位以下は鉄道系の阪急交通社、日本旅行、近畿日本ツーリスト、独立系のHIS、ネット系の楽天トラベルが続きます。
その他には
鉄道系のクラブツーリズム、名鉄観光サービス、JR東海ツアーズ、トップツアー
航空会社系のANAセールス、ジャルパック
ネット系のリクルート、ヤフー、一休、エクスペディア
独立系の農協観光
などが存在します。