市場動向、市場規模
広告業界は、企業や公共団体の宣伝や販促活動を請け負う広告代理店が新聞、テレビ、雑誌、ラジオ、インターネットなどのメディアから仕入れた広告枠の販売や広告制作によって収益をあげる事で成り立っています。
直近の動向は、新聞や雑誌、ラジオといった昔からの媒体の影響力が落ちる一方で、インターネットが急成長してテレビに次ぐ規模にまで拡大する傾向にあるようです。
それに伴い、インターネット専業の広告代理店やインターネット広告枠の仕入販売を請け負うメディアレップが台頭する傾向にあるのが特徴です。
また、業界トップの電通は海外での買収に意欲的で2013年にはイギリスのイージスグループの買収に成功しています。
広告業界の市場規模は、電通が算出している「日本の広告費」で確認する事が出来ます。
直近の動向は下記の通り2013年はテレビスポットが好調だった事もあり、市場規模は拡大したが長期手には縮小傾向にあります。
2009 | 5兆9,222億円 |
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2010 | 5兆8,427億円 |
2011 | 5兆7,096億円 |
2012 | 5兆8,913億円 |
2013 | 5兆9,762億円 |
その他会社四季報など
上位企業の状況
上位企業は総合広告代理店の電通、博報堂、アサツーディ・ケイが売上高TOP3となっています。
その他には
総合広告代理店では博報堂DYホールディングス(博報堂DYメディアパートナーズ、大広、読売広告社)、JR東日本企画、東急エージェンシー
インターネット広告代理店ではサイバーエージェント、オプト、セプテーニホールディングス
メディアレップではサイバー・コミュニケーションズ、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム
などが上位企業として存在しています。
(2015年1月時点)