損益分岐点の算出方法
損益分岐点となる売上高は下記の式で算出出来ます。
損益分岐点となる売上高＝固定費÷（１−変動費率）
※変動費率＝変動費÷売上高
固定費は、人件費や家賃など売上の増減に関わらず一定で発生するコストの事です。
変動費は、材料費など売上の増減で変わるコストの事です。
損益分岐点の算出例
１億円の売上高があり、そのうち固定費が3000万円、変動費が4000万円でした。
この場合の損益分岐点となる売上高は
3000万円÷（1−0.4）＝5000万円となります。
つまりこの企業の場合売上が5000万円を下回ると利益が出なくなる構造となっています。
安全率
損益分岐点売上高が売上高に占める比率を「安全率」と言い、低いほど優良となります。
安全率が高い場合の改善方法は売上単価の上昇や設備費や人件費、仕入価格の見直しなどがあります。
読まなくても大丈夫ですが利益の定義
限界利益（粗利のようなもの）＝売上高−変動費
限界利益率＝限界利益÷売上高
利益＝限界利益−固定費
