マーケティングハック

マーケティングやビジネスに関する色々について、WEB関連や業界地図、業界分析を増やしていきたいです。

今日からWEBマッケッターになる人へ

WEBマーケティングを担当することになったら

  転職や配置転換によって事業会社のWEBマッケッターになった人向きにまとめたいと思います。また、WEBマッケッターのカウンターパートナーの方の参考にもなれれば嬉しいです。
 

1.事業全体のゴールを共有する

  WEB領域の担当だからといって、そこだけを見ていると優先順位を見失いがちになります。必ず事業全体のゴールを確認して、そこに付随してWEB領域のゴールも設定してください。優先順位も事業全体のゴールに貢献出来るものから高くなります。
  またオフラインなど他領域のマーケティングも見るつもりでWEB領域の施策を考えることができると施策に厚みが出ます。
 

2.担当領域を第三者として見る

  これは着任後数日は余裕があるはずなので、その間に絶対にやってもらいたいことです。一度、数字を見てしまうと意識してしまうため、その前に1ユーザーとしてサイトや広告などを見てみましょう。文字が見にくいなど些細なことでも書き留めておくと、後々施策に活用できます。
 

3.計測環境を確認する

  よくある話ですがGoogleアナリティクスをはじめとした各種のタグが外れていたり、正常に作動していないことの方が多いです。どんなに前任の評判がよくても、最初は疑ってください。
  そして、今あるデータで十分なのか、不十分なのであれば新たなツールの導入が必要なのかも初期に検討しておくと、担当変え直後は仕組みを変えやすいので調整しやすいことが多いです。
 

4.現状と過去の成果を確認する

  ここまでやって、やっとデータの分析です。ただし、漠然と数字を見ても意味がないので分析のポイントを1つご紹介します。
  それは、現在から過去のデータを並べて最大値と最小値だけを比較することです。時系列のグラフは見栄えがいいですが、なんとなく見ていてもよく分からないことの方が多いです。それよりも一番良い時と悪い時の特徴を抑えて現状を見た方がポイントが絞れて改善点を出しやすくなります。
  そして、洗い出した改善点をリストアップして、優先順位をつけます。
 

5.カウンターパートナーの現状とリソースを確認する

  WEBマッケッターは、ジャッジとディレクションが業務の中心となり、複数のパートナーとのやり取りが発生します。
  新たにWEBマッケッターになってやりたいことがたくさんあると思います。ただし、パートナーのリソースと支払っているコストに限りがあることも忘れてはいけません。過度に遠慮する必要はありませんが、パートナーに求める役割が変わるのなら費用の増額、減額を検討してください。
  また、パートナーに不満を覚えることもあると思いますが、着任後すぐに変えるのはお勧めしません。まずは今のパートナーと試行錯誤しましょう。仮に結果としてパートナーの変更が発生しても試行錯誤した際の知見が生きています。
 

6.施策や各種の設定は連動することを意識する

  複数の施策やツールを同時に走らせている場合、相互に影響し合うことがあります。そういった事態を想定してキャンペーンを設計すると後々の施策が検証しやすくなります。
  地味なポイントですが、キャンペーン名などは半角英数かつ単体で意味が分かるものにすることをお勧めします。英語圏のツールは漢字などの2バイト文字が反映されないケースがあったり、単体では意味のわからないものにするといちいち確認する手間が増えます。
 

7.明日から自分がいなくなっても問題ない状況にする

  極論に聞こえますが、私はこれが出来てるか否かが会社を成長させることのできるWEBマッケッターかどうかの別れ目だと思ってます。
  出稿状況、IDとPASS、これまでの施策の履歴、過去のデータはすぐに分かるように管理しましょう。
 
 
その他、気づいた点があれば随時追記していきたいと思います。