ネイティブアド/ネイティブ広告とは
単語だけが先行して話題になりましたが、「ネイティブ広告とはなにか?」に答えられる方はほとんどいないと思います。それもそのはずで6月にやっと米国のIABという団体がネイティブ広告の定義について発表したばかりの新語だからです。
IABでは「ページの内容やデザイン、プラットフォームの動作と合致することでユーザーがサイトの一部として 違和感がないと感じる広告」としており、6つの評価軸と6つの分類を発表しています。
上記の定義は長く分りにくいですか、要はユーザーにストレスなく情報を届けられる広告のことです。
6つの評価軸とは
ネイティブ広告は以下の6つの項目で評価することができます。
- 形式
フィードの動きにあっているかどうか?
- 機能
コンテンツ機能にあっているかどうか?
- 統合
ページの挙動にあっているかどうか?
- バイイングとターゲティング
掲載面を指定できるかどうか?
- 形式指標
ブランドエンゲージメントかダイレクトレスポンスか?
- 広告の明示性
広告であると明示してあるか?
6つの分類とは
IABではネイティブ広告を以下の6つに分類しています。
- インフィード型
一般的にイメージされているネイティブ広告が分類されている型で、基本的には広告が通常のコンテンツ内にあるものです。
- ペイドサーチ型
いわゆるリスティング広告のことです。
- レコメンドウィジェット型
ユーザーの興味関心に応じて広告を配信する手法です。そのため、同じ掲載面でも見ているユーザーによって配信される広告は異なります。ユーザーの興味関心にあわせた配信ができる一方で、レコメンドウィジェット用の枠は目立たない記事下にあることが多いのが注意点です。
- プロモートリスティング型
広告費を払うことで特定ジャンルの検索結果やランキングに上位表示できるというものです。例えば「食べログ」などが該当します。
- ネイティブ要素を持つインアド型
アドワーズで言うところのコンテンツターゲティングです。記事と関連性のある広告が配信されます。
例えば健康食品のネイティブ広告をこの配信していたとすると、健康に関連した記事に掲載面があれば配信されるというものです。
- カスタム型(その他)
上記に該当しないが、ネイティブ広告の要素を持ったものが対象になります。